油田

おう

日常が完全にVaporwaveに支配されている 今更このジャンルに傾倒していることの時代錯誤感は否めないが、単純に音楽としてのVaporwaveがめちゃくちゃ好きになってしまっただけです

どのぐらいハマっているかというと猫 シ Corp.のHiraethを流さないと寝れないぐらい とか言いつつ正直mallsoftならなんでもよかったりもする

 

 昔から世界と自分を切り離すのが好きな子供だった 本を読んでいる時全く話を聞かなかったらしい 

布団の中で一人になって家族の声や車が表を走りすぎる音を聞くのが好きだったし、今でもそう

乱歩作品で育ったことも大きいのだろう Vaporwaveにはそういう情趣に通じるものがある

 

 「架空の理想郷」「実現しなかった未来」というようなコンセプトを標榜するVaporwaveの、「ここではない世界」の音像の中で寝ていると、本当に幼少期のような、デカめのノスタルジーが強制的に呼び起こされる

自分がギターを弾いたりライブに出たり、適当に大学に通っていたり、社会全体から見ればあまりにどうでもいい最低賃金のバイトをしたりしていることが、全部全くの幻想であるかのように思えてきて、最近はその妄想をもはや現実に引き摺りながら生きている 乱歩が例の名言で伝えようとしていたことが120%理解できる人間の一人であることが嬉しい